■テレクラ発祥の地は新宿
テレホンクラブ、略してテレクラは1985年に東京新宿に誕生した「アトリエキーホール」が日本初の店舗だそうだ(by:Wikipedia)。テレホンクラブの建前は電話を介して女性との会話を斡旋するということになっている。
実は、この会話を斡旋するということがすごいアイデアであると思う。売り物はあくまでも会話であり、どんな会話をするかは関知しない。また、会話を交わすことにより、男女が出会おうがこれまた関知しないということと解釈できるので、どこからも違法性を指摘されないということであろう。
■テレクラ全盛の時代
うんちくはともかく、テレクラは時流に乗ったのである。男は挙ってテレクラ通いで女からの電話を待つ。女は女でいい男はいないかと電話をかけ男を物色する。そうして交渉がまとまったカップルはデイトしてよければホテルへ直行、ベッドインということになる。テレクラは会話を斡旋するというが、なんのことはない副産物を産み落としたのである。いやそればかりか、結婚するカップルも出現したのである。こうなりゃ愛のキューピッドじゃないか。
しかし、女子高生が利用しだしてから、テレクラは当局から目をつけられた。女子高生たちはテレクラにいる男どもを誘い出し、援交をはじめたのである。
■出会い系サイトとSNS系サイトの登場
このころになるとテレクラ悪人説が世間をにぎわし、段々下火になっていったのである。代わって出てきたのが、出会い系サイトである。しかしこれも児童が絡む犯罪の温床とされ規制法でがんじがらめにされたのである。サイトを利用するには年齢認証が必要であることから、こんな面倒であればということで、ユーザーはSNS系のサイトへ流れ出し、その中のコミュニティーが出会い系化したのである。
こうなるとやはり悪い奴らも一緒についてくるのか、今度はSNS系絡みの犯罪の発生が多発した。今、SNS系は出会い系と同列に見られるのを必死になって防戦している。
■テレクラの復活
そんな中にあって、再びユーザーを掴み復活の傾向にあるのがテレクラである。男から電話を掛けることが出来、女性はこの電話を店舗ではなく自宅で受けることが出来るという無店舗型の導入が受けいれられ会員数の増加につながっていったのである。
しかも、このシステムは男女が出会う機会を大幅に増やすことに貢献しているという。電話である程度親近感が築けているので、会うことに余り抵抗がないということが要因になっているようだ。
余談だが、某出会い系サイトでは、掲示板から希望があれば電話が出来るというようなシステムを導入しているとのことである。こうなると出会い系サイトもテレクラのいいとこどりになり両者の垣根はますます低くなっていくかもしれない。